はじめてのチェーン交換(8速用から9速用へ)

乗り出し1年(約5000km)でチェーン交換

2018年の12月に購入したライトウェイのソノマアドベンチャー、乗り出してから約1年が経過し、いろいろとメンテナンスが必要な時期になってきた。2019年の年末にチェーン交換をしたのでその記録を残しておこう。

チェーン交換用に購入したアイテム
チェーン シマノ CN-HG93
チェーンカッター PWT CT-3R

チェーンを交換しようと思ったきっかけは、フロントの変速時にチェーンが途中で引っかかって、ペダルが「ガリッ」とスタックしたため。そのちょっと前から、フロントがインナーのときにチェーンの歯飛びが増えてきたなぁという実感があったので、チェーンが伸びてきていたのだろう。
距離も5000km近く走っただろうし、ちょうど年末だし交換して新年を迎えるか、と交換を決意。

8速クラリスにどのチェーンをつけるか

ソノマアドベンチャーにもともとついていたチェーンは、シマノの「CN-HG40」というシマノの8速のチェーンで最も安いものだった。チェーンを清掃してもピカピカにならないなぁ、と前々から思っていたのだが、メッキ処理がされてないないからしかたなかったのかな、と納得。

購入直後の写真
このときはまだ黒くなく「シルバー」x「ブラウン」カラーに見える

ちなみに、今回調べたところ、シマノの8速用では2種類のチェーンが存在している。
  • CN-HG40  900円ほど めっきなし
  • CN-HG71 2000円ほど アウターにめっきあり
初期装備のHG40でもまったく錆びなかったし、性能にも何の不満はなかったが、1年に1回の交換くらいだったら、ちょっと良いHG71にしようか決めかけたものの、めっきがアウターにしかないという。しかも昔はアウター・インナーともにメッキされた上のグレードもあったらしい。

8速用でメッキされているシマノチェーン「CN-HG71」

掃除後にピカピカになる全部にメッキされたチェーンがほしいなぁ、ということで他に選択肢はないかと調べたところ、ネットの口コミでは8速ギアと9速チェーンの組み合わせは、悪くないというものを見かけた。
シマノの9速チェーンも8速と同じく2種類で、真偽は不明だが調べたところ下記の差異があるらしい。
  • CN-HG53 2100円ほど アウターだけメッキ
  • CN-HG93 2600円ほど インナー・アウターともにメッキ
結局、見た目と変速性能等でも評判の良い9速用 CN-HG93を購入した。

チェーンのリンク数

ちなみに、チェーン購入時にはチェーンのリンク数(114L、116Lとか118L)に注意が必要。お店で組み立ててもらった初期のソノマアドベンチャーには116リンクついていたので、ここを気にせず114リンクのチェーンを購入してしまうと、短くて使えない。(かもしれない)

今回は、 116リンクより118リンクのほうが安かったので、118リンクを買って2リンクはチェーンカッターでカットした。シマノのチェーンは、パッケージ下の数字がリンク数なのでここを確認しておこう。

チェーン交換作業

まずは必要なアイテムをネットで購入し、交換方法を勉強する。そして実際に私が交換した手順は下記の通り。
  1. 古いチェーンを10リンクほど洗浄(ドロドロなので・・・)
  2. ギアを小さいのに入れてテンションを緩める(フロント:インナー、リア:トップ)
  3. 古いチェーンを外す
  4. ギア周りを清掃
  5. 新しいチェーンのリンク数を調整
  6. 新しいチェーンを取り付け
  7. リアの変速機の調整
順にもう少し詳しく追っていこう。

まずは、古いチェーンの外す作業をする部分を簡単に洗浄する。写真の丸で囲った部分が洗浄後の部分。他の真っ黒の箇所よりきれいに見えなくもない。

古いチェーンの一部を洗浄

チェーンを外す際は、工具に付属していたフックを活用した。こんなアイテムがこのチェーンカッターについているとは思っていなかったので、嬉しい誤算。

チェーンカッターと付属のチェーンホルダー(?)

これを使ってチェーンを保持しつつ作業をする。汚いチェーンで作業するのが苦でなければ、古いチェーンの洗浄は不要だ。

このように適当にひっかける

そして、テンションのかかっていないこの部分の連結部をチェーンカッターでカットする。

カッターで連結部のピンを押し出す

ここまではものすごく簡単であっという間。ギア周りの清掃が最も時間がかかった。特にスプロケの周りが結構ドロドロだった。

あと、2個あるプーリーのうち1個の回転が渋かったので回転軸にチェーンオイルを刺しておいた。明らかに回りやすくなったのでドロやゴミでも詰まっていたのかもしれない。せっかくなのでこのあたりはチェックするのが良いだろう。

チェーンを外した後はチェーンの長さがどれだけ伸びたのか見ようと思っていたが、あまりにも外した古いチェーンが汚く触りたくなかったので、写真の用に簡単に並べておくだけにしておいた。それでも半コマくらい伸びてそうなのはみてとれる。

新・旧チェーン比較
リンク数はともに116リンク

チェーンにはグリスがついていたので、簡単に拭き取ってそのまま使っている。ネットではきれいに洗浄して注油し直すというのが一般的だったようだが、それも手間だし、もともとついてるならそれで良いか、と。

交換後ちょっと走った後のチェーン

チェーン交換自体は簡単だったが、スプロケの清掃がかなり面倒時間がかかった。というのも、普段清掃していなかったため、ウエスで簡単にすまそうと考えていたのだが、それが甘かった。清掃用のブラシを用意しておくべきだった。

あと、チェーン交換後はチェーンの長さが変わるせいか、リアディレイラーの調整が必要であった。

きちんと調整した後に、50kmほど走ったところ、すこぶる調子がよく変速がきまる。9速用のチェーンにしたからというよりは、新品のチェーンできちんと調整されたから、ということだと思う。

これが清掃後にピカピカになって黒くならないのであればまたこのチェーンを買うかもしれない。結局黒くなるのだったら、また8速用のチェーンに戻るかもしれない。

はじめてのチェーン交換をやってみた感想は「すごく簡単で、交換後のギアチェンジは気持ち良い。ただし手が汚れる上に、いろいろ清掃しやすい状態になるので、清掃の準備をしっかりして望むこと」といったところか。

チェーンカッター1つあれば、今後はいつでもチェーンも交換できるだろうから、自転車にのってたまにメンテするのであれば、持っておくべきアイテムなのだろう。

おすすめチェーンカッター(1600円くらい)

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