ながら聴きに使えるイヤホン「ambie wireless earcuffs」

耳を塞がないイヤホン

ショルダースピーカーを始め、耳を塞がないタイプのイヤホン?スピーカー?がここ数年で徐々に盛り上がっている。自転車(ロードバイク)に乗り出した頃から、耳を塞がないタイプのイヤホンがほしいなぁ、と思っていた。
まずはショルダースピーカーを試したのだが、結局「ambie wireless earcuffs」(税込み12,960円)を選んだ。不満点もあるが、思っていた以上に満足できる一品だったので、今日はコイツを紹介しよう。

ambie wireless earcuffs(アンビーワイヤレスイヤーカフ)
装着するとこんな感じ
メガネやサングラスをしていても全く問題なし

どんな時に使いたいか

耳を塞がないイヤホンが欲しいと思ったのは主に下記の2つの用途。
  1. サイクリング・自転車に乗る時に
  2. 赤ちゃんが寝たあとの音楽・TV等の視聴に
昨年・2018年からすっかり自転車にはまり、エントリーモデルのロードバイクを買ってしまった今や、自転車は生活とは切り離せないものになっている。エクササイズに2〜3時間自転車に乗ることもあり、周辺の音が聞こえながらも、BGMとして音楽を聴けるようなイヤホンが欲しいと思ってた。

次に、赤ちゃんが眠った後に音量を気にせず使いたい、というもの。うちの赤ちゃんは、20時頃にはリビング横の寝室で眠りにつく。その後、リビングで大きな音は出せないので、普通のイヤホンを使ってみたのだが、妻から話しかけれれても聞こえないという問題が発生。ここでも周りの音が聞こえるイヤホンが欲しいなぁとなったわけだ。

お昼寝中のベイビー

ショルダースピーカーを試してみる

そこで、ショルダースピーカーを友人から借りて1週間ほど使ってみた。なかなか便利で、人気がでてきているのもわかる。
一方で、不満もあった。その点をそれぞれのシーンごとにあげておく。

自転車に乗っている時

  • 音漏れが大きく、信号待ちで周囲のひと目が気になる
  • 後方確認時など、首をふると急に音が遠くなって気持ち悪い

家での使用時

  • 音漏れが大きく、隣にいた妻にうるさいと指摘される
首〜肩の位置にスピーカーがあるため、ある程度スピーカーの音量が必要になるのだろう。家の中ではキッチンで作業する時なんかはとても快適であったが、私の用途にはいまいちマッチしなかった。

ambie(アンビー)のワイヤレスイヤーカフ

前置きが長くなったが、結局耳を塞がないイヤホン「ambie」のワイヤレスモデルを購入した。ソニーからも「Xperia Ear Duo」という良さげな商品が出ていたが、そちらは2万後半もするので、 半額以下の約13,000円で買えるアンビー(白)にした。

箱に入った商品とサイズ比較用のiPhoneXR

もともとワイヤレスではないモデルは以前より存在していたらしいが、ワイヤレスモデルは2018年に発売されたものらしい。ワイヤレスとはいえ、AirPodsのような左右独立タイプではない。昔ながらの首にかけた本体からワイヤがでているタイプである。この商品はイヤホン部分を耳の穴に入れないで、イヤーカフのように耳のサイドに引っ掛ける、というものだ。

イヤーカフと同じように「C」の字の形の部分を耳に引っ掛ける
Cの字先端の穴から音がでてくる、という仕組み

付属品

本体以外に箱に同梱されていたのは、充電用の短いマイクロUSBケーブルと説明書のみ。非常にシンプルな構成だ。

付属品はシンプルかつ最小限

充電は本体下側にあるマイクロUSB端子で行う。この手の製品には珍しく端子カバーがついていない。シンプルだが思い切った仕様だ。製品仕様上も防水機能は謳われていない。ちょっとした雨くらいなら気にせず使えそうではあるが。

充電はマイクロUSB。端子部分に蓋はない

アンビーワイヤレスイヤーカフを使ってみての感想

1,使用感

実際、耳にかけた感じは冒頭の写真の通りで、自転車に乗る時に欠かせないサングラスの邪魔をすることもなく、重さも感じさせないので、数時間つけていても全く違和感がなかった。また、首を振っても音量が変わることももちろんない。

ネット上での口コミをみていると一部の人にとっては、耳が痛くなるという人もいるようだが、私は大丈夫であった。ただし、ちょっと上側につけた時は痛くなったので、一番幅が小さくなっている位置につけてやると良いのだろう。挟み込む構造のため、ある程度、耳に合う・合わないはあるかもしれない。

2.音の聴こえ方、音漏れとか

家の中ではなんの違和感もなく使えるし、家族から話しかけられても反応できる。
自転車に乗っているときは、車の交通量の多い大通りでは、周りの音が大きくなるせいで音楽の音がほぼ聞こえなくなる。車通りの少ない静かな道路や、サイクリングロードでは音楽が聞こえるが、街中は周りの音が大きくなってそちらが主に聞こえる、という感じ。安全を考慮すると、これで良いのだろうと思う。

また、ショルダースピーカーで一番の問題であった音漏れもほぼない。想像以上に音が漏れてこなくてびっくりだ。音が出てくる穴がかなり耳の穴に近いため、小さい音量で使用者の耳に音が届くのであろう。これなら普通に街中を歩く時や買い物する時にもつけて音楽をかけてられる。人としゃべる時にもわざわざ音楽を止める必要もない。まさに「ながら聴き」にもってこい、だ。

音質は予想していた通り、という感じであった。ながら聴きのためのものなので、こいつの音質にこだわるつもりはないので、可もなく不可もなく、といった印象だ。

3.イマイチだった点

マイナスポイント・その1
ワイヤレスだけれど、ワイヤがついている点。分かってて買っているので仕方がないけれど、そのうち何かの拍子にこのワイヤ部分がブチって切れて壊れそうだなぁ、という予感がある。

マイナスポイント・その2
マルチ接続で接続できる機器が2台まで、という点。個人的には3台(Mac, iPhone, iPad)まで繋げられるようにして欲しかった。家ではMacとiPadを。外ではiPhoneをとひと手間かけて接続し直して使っている。

いくつかのマイナスポイントがあるものの、総合的には大満足の一品であった。思っていた以上に音漏れがない点がうれしい誤算だった。また、長時間つけていても苦にならないので人によってはオフィスで電話のヘッドセット代わりに使ったりもできるんじゃないだろうか。


注)自転車に乗る時のイヤホンの使用に関しては、自分の住んでいる場所の条例を確認し各自で判断しましょう。大阪では明確にはイヤホンは禁止されてないものの、違反の可能性もある、という表現がされている。
ヘッドホンステレオ等を使用して大音量(警音器、緊急自動車のサイレン、警察官の指示等安全な運転に必要な交通に関する音又は声を聞くことができないような音量)で音楽等を聴きながら自転車を運転しないこと。 
(注意)音量に関わらず、「安全運転の義務」に違反する可能性があります。
曖昧な表現だが、この「アンビーワイヤレスイヤーカフ」を使って、普通の音量で音楽を聴きながら普通に交通ルールを守って自転車に乗る分には問題にならないだろう、と考えている。

約8ヶ月使用して(2019/9月 追記)

先端のイヤーピースが外れやすくてなくなる、という口コミを見ていたのだが、ついに片耳のイヤーピースが気がついたら外れてなくなっていた。ambie自体は非常に良い商品で、愛用しているので、別売りのイヤーピースを買って装着しなおした。

購入したambie イヤーピース

私がネットでポチっと購入した時のお値段は620円。
決して安くはないけど、ないと使えないので、使いたいなら買わざるを得ない、と思わされる価格だ。

内容物:説明書、3Mの両面テープx10枚、イヤーピースx2個

なくしたのは1個なので、1個を装着して残りはストックに。

8ヶ月使ったものと新品ではゴムの硬さが違うことに気づいた。新品は明らかに硬い。使っているうちに柔らかくなってくるので外れやすくなるのであろう。両面テープも10枚ついていることから、外れだしたら、両面テープを交換してくれ、ということなのだろう。
使いだしてしばらくしてから、外れやすくなってきてるなぁとは感じていたので、そのタイミングでなんかしら対策しておけば620円の出費はせずにすんだのかもしれない。

2019年にAmbieワイヤレスより安い値段で、同じコンセプトで実勢価格で1万円を切る商品がSonyから発売された(SBH82D)。ambieより値段が安いため、今ならこっちの選択肢もありだなーと思うが、今のところは本体が壊れるまではambieを使い続けるだろう。
ambieと比べると、自転車に乗るときにはヘルメットのベルトが邪魔になるかもしれない。

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